好きな音楽のジャンルと性格の関連性とは


耳に入った音楽は、さまざまな領域で処理されます。
音楽の処理に関わる領域をざっと挙げるだけでも、耳で電気信号に変換された音刺激を分析して、音楽の形に処理する「聴覚野」、音楽を聴くことによる快感を生む「側坐核」、音楽を聴くことによる感情的な反応に関わる「扁桃体」、音楽が象徴する内容の高次な分析をする「前頭前皮質」、足踏みをしたり、踊ったり、楽器を弾くときに活動する「運動野」、運動野とほぼ同じ活動をする「体性感覚野」「小脳」、音楽にまつわる記憶を処理する「海馬」、楽譜を読む、自分の動きを確認するなどを行う「視覚野」、など、多くの部分がリストアップされてきます。

これほど多くの領域が関わるのですから、なんとなく聴いている音楽でも、気がつかないうちに、脳にも体にもさまざまな影響を及ぼしていると考えられます。

また、その仕組みはわかっていないものの、顔に個性があるように、脳にも個性があり、その人の好きな音楽と性格にはある程度の関連性があるということが近年の研究で明らかになってきています。

全世界の3万6000人を対象にした研究では、104のジャンルに分けられた音楽の中から、好きなものを順に挙げてもらい、さらに自分の性格についての質問に答えてもらうという方法で調査が行われました。
その結果、クラシックのファンとヘビーメタルのファンがよく似ているということがわかったのです。
どちらも創造的で、落ち着いているが、外向的ではなく、音楽を聴く基本的な動機として「劇的、舞台的なものを聴きたい」という点が共通です。
異なる点は年齢で、このグループに属する若い層はヘビーメタルを好み、比較的高齢の人はクラシックを好むとのことでした。

さらに、オペラが好きな人とヒップホップが好きな人はともに自尊心が非常に強い。
カントリー&ウェスタンが好きな人は、勤勉で外向的。
レゲエが好きな人は、外向的で優しく気楽、創造的で自己評価が高い。
インディーズ系が好きな人は、自己評価は低いが、独創的。

などの傾向も明らかになりました。


その他、好きな音楽と性格の傾向は下記のようになっています。

思慮深い人

このタイプの人はブルース・ジャズ・クラシック・フォークを好む

活発な人

ハッピーでアップビートな伝統的音楽や、ラップ、ヒップホップ、ソウル、エレクトロニカ、ダンスといったエネルギッシュでリズミカルな音楽を好む

熱狂的で反抗的な人

ロック・オルタナティブ・ヘヴィメタルが好きな人に多いのがこのタイプ

ヒップホップが好きな人

・自尊心が高い
・愛想がよい


クラシックが好きな人

・自己評価が高い
・内向的
・理系、論理的
・親しみやすい

POPS、J-POPが好きな人

大衆音楽とされるポップスが好きな人は人当たりもよく、明るい性格の持ち主

オペラが好きな人

自己評価が高く、クリエイティブで穏やか

R&Bが好きな人

・物怖じしない
・友好的
・協調性が強い

カントリー・ミュージックが好きな人

・社交性が高く、心がぶれにくく安定した性格
・保守的であり、誠実
・真面目で争うのが苦手

ダンスミュージックが好きな人

クリエイティブで外向的だが、穏やかとは言えないタイプ

インド音楽が好きな人

クリエイティブで外向的


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