イクラや数の子、キャビアなど魚の卵の種類と親魚を解説


イクラや数の子など、よく食べられているのに、その親の存在があまり知られていない魚の卵は結構多いものです。
ここでは、酒の肴やお寿司、おにぎりの具などによく使われているそんな魚の卵たちの親の名前と調理内容を紹介しています。

・イクラ
獲って数時間以内の鮭、鱒(ます)の卵巣から成熟卵をバラバラに取り出したものです。
イクラとはロシア語で魚の卵を意味します。

・筋子(すじこ)
鮭の卵巣をいくらのようにバラバラにせず、そのまま塩漬けしたものをいいます。
鮮やかな朱色で粒のはっきりしたものが良いとされています。

・数の子
ニシンの卵巣を塩で貯蔵したものをいいます。
東北地方ではニシンを「かど」と呼びます。
その卵巣を「かどのこ」と呼び、それがなまって、さらに数が多いことにかけて「かずのこ」となったようです。


・ウニ
太くて長いトゲのムラサキウニ、短く鋭いトゲをもつバフンウニなどの生殖巣が材料になっています。

・キャビア
蝶鮫の卵巣を塩漬けしたものをいいます。
鮫と名がつきますが、おとなしく、寿命は人間と同じくらい、産卵できるまでに数年から数十年かかります。
そのため昔から貴族など一部の人しか口にできない高級品とされてきました。
黒いダイヤともいわれています。

・鱈子(たらこ)
スケトウダラの卵巣を薄い塩水で洗った後、塩蔵したものをいいます。
はっきりと着色せず、袋が破れていないものが良いとされています。
明太子は鱈子を唐辛子で漬けたものをいいます。
九州では明太子と鱈子は同じで、唐辛子漬けを特に辛子明太子と呼びます。

・鰤子(ぶりこ)
名前からは鰤の卵のようですが、実際はハタハタの卵です。
1つの鰤子はゴルフボールほどの大きさの塊で、中には1500個ほどの卵が入っています。
噛むとブリブリと音がして、それに秋田なまりの「コ」をつけてブリコとした説などほかにもいろんな説があるようです。


・とびっこ
飛魚の卵に着色加工を施したものをいいます。
味よりも噛むとぷちぷちする食感が評判です。

・うるか
鮎の内臓で作った塩辛をいいます。
一週間かけてよく塩を浸透させえ、染み出した水分を除去し、さらに塩を加えます。
卵巣で作れば「子うるか」、白子で作れば「白うるか」、内臓すべてで作れば「苦うるか」と呼ばれます。

・このわた
タマコの腸を使います。
よく水洗いし、水を切って塩で味付けしたものをいいます。
鮮やかな黄、黄褐色で線条のはっきりしたものが良いとされています。

・からすみ
鯔(ぼら)の卵巣を塩干ししたものをいいます。
ほかにもサワラ、スズキ、マグロからもできます。
形が中国唐代の墨と似ていることから唐墨(からすみ)となったようです。

・白子
魚の精巣です。
透き通るような白色をしていることに由来しています。
まだらの白子は、その美しさから「雲子」「菊子」と呼ばれています。

・しらす
漢字で書けば白子となり、しらこと区別するために、ひらがな表記されます。
片口鰯(かたくちいわし)、うなぎ、鮎などの稚魚のことをいいます。


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