バーナー症候群とは、症状や治療、リハビリについて


頭部から衝突して首が後方や後側方に反らされたとき、肩や腕に、灼熱感あるいは鋭いしびれが走ることがあります。
これは、バーナーに焼かれるような症状であることからバーナー症候群とも言われています。

首が反らされたとき、反らされた側の神経に症状が出る場合と、その反対側に症状が出る場合とがあります。
たとえば、首が右後側方に反らされ、右側の肩や腕に症状が現れることがあります。
この場合には、右側の神経根が、周囲の骨と衝突して起こると考えられます。
また、首が同じように右後側方に反らされているのに、左側に症状が現れる場合には、神経根が引っ張られることえ症状が現れていると考えられます。

バーナー症候群は神経根が刺激されて起こりますが、神経根が明らかな傷はできていません。
そのため、一時的な症状しか現れないのです。
肘の内側を机の角などにぶつけると、前腕から手の内側がしびれることがあります。
これと同じようなものなのです。


しびれ、感覚の異常、筋力の低下などの症状が現れます。
ただし、これらは一時的なもので、数分から1時間以内で回復します。

損傷を受けた神経の支配領域に、麻痺が起こり、感覚や運動の異常が生じます。
どこに異常が生じているかによって、何番目の頚部神経根が損傷を受けたのかを推測することができます。

一時的な症状に終わり、そのまま回復するようであれば、バーナー症候群と判断します。
この場合、診断のために特に検査を追加する必要はありません。
発生機転と症状の現れている発生部位を把握することで、十分に診断できます。

翌日以降も、痛み、脱力、感覚の低下、しびれなどの症状が残る場合、あるいは、首を後側方に反らせると肩や腕にしびれやひびく痛みがある場合には、バーナー症候群ではない可能性が考えられます。
このような場合、頚部の椎間板ヘルニアなどの診断のために神経の症状や画像をきちんと検査する必要があります。


バーナー症候群の治療、リハビリ

症状は一過性で、自然に回復するので、特別な治療は必要ありません。
スポーツ現場では、頚部のアイシングを行います。
また、同時に発生した頚部周囲筋の損傷があれば、カラー(むちうちの人がよくつけている首にまくサポーター)などで頚部を支えて保護するようにします。

予防策として、スポーツ、とくにフットボールをしている人はタックルで発生することが多いので、基本動作をきちんと習得するとともに、頚部の筋力を強化しておくことも、予防に役立つと推奨されています。

また、フットボールをはじめ、相撲など、頚部を痛める可能性の高いスポーツをやっている人は、定期的に頚部のレントゲン撮影をうけておくようにするといいでしょう。

それによって、神経の通路である頚椎部に骨の先天性の問題や、スポーツを行うことで起きた変化を把握することができるからです。


頚椎損傷をしたときの症状、障害とは

頚椎は頭を支えるだけでなく、神経の束である脊髄を保護する役割を持っています。
脊髄には腕、体幹、脚に向かう神経が集まっているので、頚椎が骨折や脱臼を起こして頚髄が損傷を受けると、重大な手足のマヒを引き起こしたり、ときには死亡したりすることもあります。

頚髄のどの位置が損傷されたかによって、発生する麻痺の範囲が異なります。
多くの場合、両腕と両方の下肢が麻痺します。
より頭に近い部位で損傷が起こると、延髄にも影響が及び、呼吸の麻痺が起きたり、急死したりすることもあります。


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