ゼノギアス、グラーフの正体と目的とは


ゼノギアスのグラーフといえば、初期に何度も出てくるが、自分はなかなか戦わないという悪の黒幕的な登場が多いですが、本編中何度か言われているように、主人公フェイの転生前である「ラカン」の残留思念です。

フェイの転生前は本編中だけでも「アベル」「キム」「ラカン」と登場していますが、残留思念は「ラカン」だけです。
これは、ラカンだけはアベル、キムと違い、残留思念が存在する特別な理由があったからです。
接触者であるアベルや、キムは母であるエレハイムと性行為をすることで子宮回帰してそれまでどれだけ成長していたとしても子に戻るわけですが、ラカンの時代だけはエレハイムはソフィア(本名はエレハイム)として人々の希望であったため、エレハイムがラカンと恋人同士になりたいと思っていても、ラカンは一歩引いてしまっていたのです。
ソフィアは人々の希望だから自分だけが独占していいものではない、と。
そのため二人の間には他の時代と違って恋愛感情はあっても性行為はなかったと見られ、エレハイムが接触者をかばって死亡したあと、唯一「その後」が描かれているのです。
つまり子宮回帰によって子に戻らなかったラカンは、真実を知るため旅を続け「ゾハル」にたどりつきゾハルとの2次接触をします。
アベルが一回目にゾハルに接触して接触者になった時にはゾハルの力の一部を手に入れゼノギアスの舞台である星に不時着した際も死なずに済んだわけですが、ラカンが2回目にゾハルに接触した際には「接触者としての過去の記憶」と「悲しみや怒りなどの負の感情エネルギーをエーテル力に変換する力」と「思念を人に憑依させる力」と「人格を分割させる能力」」を得たと考えられます。


「接触者としての過去の記憶」を得たグラーフの目的は、本編中グラーフと最後の戦いをする際に「デウスを破壊してもエレハイムは何度も生まれてくる、なぜそれがわからぬ」というようなセリフからもゾハルの力によって永遠輪廻転生を繰り返しエレハイムと恋に落ち、エレハイムが接触者を命をかけて救う、という悲劇が繰り返すのを止めたかったと考えられます。
そのためにはデウスを破壊するだけでは不十分と考え、存在する星、もしくは宇宙そのものを破壊したかったのかもしれません。
だからこそ人格が分かれて接触者として不十分な状態となったイドにすぐには憑依せず、暗殺術を教え完全な力を取り戻してから憑依しようと考えたのだと思われます。
本編中でも「悲しみや怒りなどの負の感情エネルギーをエーテル力に変換する力」を使い、フェイと戦う相手を幾たびも強くしていたのは接触者としていずれ自分の肉体になるフェイを強くしたかったのだと考えられます。

最終的にはイドや他の人格と結合し完全となったフェイとの戦いに敗れるのですが、その時点でデウスはアベルが一回目にゾハルと接触した時にうばった力を取り戻そうとフェイを吸収しようとします。
そのままだとフェイは吸収されてデウスが完全に復活して終わりだったと思いますが、残留思念とはいえ、接触者の力の一部をもっているグラーフは時間を稼ぐために自分をゾハルに吸収させることで時間を稼いだのです。

ところで、グラーフとイドは同じ接触者といってもあきらかにフェイよりも強くなっています。
本編中にもイベント戦闘などでそれを表現する場面が多くあります。
これは「悲しみや怒りなどの負の感情エネルギーをエーテル力に変換する力」と関係していると思われます。
フェイは上位の人格であるイド(フェイより先にイドの人格が作られた)が記憶を渡さない限りそれまでの人生の記憶が手に入りませんが、イドはグラーフによってゾハルに接触したときに得た記憶を教えられていると考えられるうえ、生まれた時から一番目の人格のフェイによって嫌なことだけを押し付けられているのでイドの感情は悲しみと怒りだけで満たされています。
その強い負の感情エネルギーをグラーフによってエーテル力に変換されているため圧倒的に強いと考えられるのです。
フェイがラムサスと戦ったとき、エルルの悪魔である「イド」にトラウマをもっているラムサスがフェイとイドの技が同じことから同一人物では?と考えますが、手ごたえが全然ないことに疑問を抱くことからもフェイとイドは肉体は同じでも負の感情エネルギーの違いから強さがまったく違うと考えられます。


グラーフはゾハルの二次接触によって接触者の過去の記憶を得ており、悲劇の輪廻転生を繰り返すという真実からイドと同じように負の感情エネルギーが溢れているためあそこまで強いのだと考えられます。

ちなみにグラーフに憑依された存在であるフェイの父親ワイズマンがお前の技は父親が教えた、というようなことをいっていますが、本編のフェイの過去を見るに、フェイが父親に格闘技を教わっている様子はないし、そのような期間もなかったと考えられる上、イドにはグラーフが暗殺術を教えたと設定資料集に書いてたりイドとフェイの技が同じことからも「父親がフェイに格闘技を教えた」はワイズマンの嘘であり、ワイズマンがフェイと同じ技を使えたのはグラーフが憑依しているからと考えられます。

あとはフェイの乗っているヴェルトールですが、これもグラーフが作ったもののようです。
本編中グラーフが始めてギアで戦闘してくるときのギア名「ORヴェルトール」は「オリジナルヴェルトール」の略でヴェルトールがグラーフのつくった自分のギアを元に作ったレプリカのようなギアであることを示しています。
なおかつ、フェイのヴェルトールにはイドにしか開放できないブラックボックスが作られていて、イドの強すぎるエーテル力に耐えうるだけの加工が施されているということです。


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