喉のポリープ、声帯ポリープとは、原因と治療方法について


声帯ポリープとは

声帯の振動する場所に炎症性の腫瘤ができ、声が悪くなります。
別名「喉ポリープ」や「カラオケポリープ」ともよばれています。
ポリープとは、皮膚や粘膜の表面にできる,茎をもった腫瘤の総称です。

脹れはほとんどが片側だけに見られますが、期間が長かったり、程度が強くなりますと、反対側にも変化があらわれます。

本人の症状としては、喉が何かイガイガしていて違和感がある、声がかすれてしまったり話ずらい、ひどくなると声が出ないなどの症状があります。
ただ、風邪の症状と区別しずらいこともあるため、長期間のどの調子がおかしいならば専門医に見てもらう必要があります。

初期症状では、ファイバースコープを使ったり、間接喉頭鏡検査を行い、声帯の症状を診察します。
また、CTやMRI検査などの画像診断を行って、声帯ポリープが悪性か良性かを確かめるため、最終的には病理学的診断をします。


声帯ポリープの原因

声の使い過ぎや喫煙が原因のことがほとんどです。
そのため、歌手や、講師など、大きな声をだすことの多い人がかかりやすい症状です。
また、年齢的には40~50歳代に多く、性別では女性に多いとされています。
風邪がきっかけの急性声帯炎が原因のこともあります。

喉が酷使されることで声帯内の血管が破綻し血腫を生じ、それが固まってポリープになると考えられます。

仕事で特に声を出すことがないからと安心はできません。
カラオケが好きな人や喫煙量が多い人はそれだけ声帯ポリープになるリスクが高いため注意しなければいけません。


声帯ポリープの治療

一時的に喉や声帯がおかしくなった時などは自然治療などで治っていく事があります。
内服や吸入による消炎治療も行われる場合があります。
当然、症状がある間は、なるべく喉を酷使しないように安静にしておきます。

自然治癒や薬によって回復しない場合には手術によってポリープの切除を行います。。
声帯ポリープ切除術は、一般的には局所麻酔で行われない傾向にありました。
それは、全身麻酔での手術の方が、声帯が動かないため、手術をする医者側から見ると手術が容易であるからだと思われます。
しかし最近では、ファイバースコープで行う声帯ポリープ切除術もあり、患者に選択してもらいます。
全身麻酔の場合は入院する必要があります。

手術後には音声は良くなりますが、同じ条件が揃えばやはり再発します。
そのため、治療後もいかに声帯に負担をかけないようにするかを考えないといけません。

手術というと怖いので放っておいて治るのを待ちたい、と思う人が多いかもしれませんが、自然治癒しないポリープを放っておくと他の場所にまで広がって悪化してしまうことがあります。
広がっていくと同時に気道も狭くなってくるため、息苦しさや高い声が出ないという症状も見られ、稀に呼吸困難に陥ることもあります。
声帯ポリープは早期発見して取り除くことが大事です。
悪化する前に発見して、手術で取り除いてしまえば、怖い病気ではありません。

また、声帯ポリープの症状は風邪とも似ていますが、喉頭癌とも似ているため、癌を早期発見するためにも必ず病院で見てもらう必要があります。
また、検査で声帯ポリープと診断されたとしても、初期の声帯ポリープは喉頭癌と見間違えられる場合もあるため、時間がたって腫瘍が大きくなっていないかを見てもらわないと安心できません。
あとは血の混じった痰が出る場合にも喉頭癌が疑われるといわれています。


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