ホストになるためには、ホストクラブの世界と面接について


ホストの業界にはとにかく「変わり者」が多いです。
専業ホストの95%は転職組で、前職に何らかの理由で適合できなかった人がほとんどですから、変わり者が多いのも当然かもしれませんが。
もちろん目的意識と大志を持って飛び込んでくる人もいますが、それはごく少数派といっていいでしょう。

ですが、彼らはある意味「社会不適合者」であっても、その原因は決して人格の欠落にあったわけではありません。
ほとんどの人は変わりものですが、愛嬌があり、人に好かれます。
そして、変わり者ゆえに彼ら独特の世界観で、外の世界とは一線を画す別世界を造り上げるのです。

その変わり者の世界は誰でもいつからでも参加できる演劇のようなもので、見て楽しむも良し、自ら参加するも良し。
ただし上演されているのは濃い目の恋愛物が多く、本気で参戦すればそれなりのいろいろなスリルも味わい、リスクも背負うことになります。
そして演劇への参加費は「飲み代」という形で徴収されます。


ホストは星の数ほどもいますが、夜空の星と同じように生まれては消えていきます。
ホストの業界でも、最初の面接は普通に行われます。
面接を受けたい者は求人誌などで店を探すところから始まります。
ただ、ホストのお店はスタッフの入れ替わりがほかの業界より激しいため、募集をうっていなくても「面接を受けたいのですが」と電話すれば受けさせてくれるところも多くあります。

普通の会社ではないので、格好にそこまで気をつかわなくてもいいですが、面接では履歴書と身分証は持って行きましょう。
ホストクラブはお酒を飲むところであるため、未成年者は働かせられないので身分証は必ず必要です。

面接で一番大切なのは「態度」と「やる気」です。
経験者の他店からの移店ではなく、素人を面接する場合、雇う側はこの2点しか見ていないと言ってもいいでしょう。

元々ホストの面接の場合、過去の職歴なんて関係ありません。
極端に言えば、履歴書に書いてあることがすべて嘘でも、たとえ前科があってもかまわないのです。
重要なのは「使えるのか?」の一点のみです。
たかだか15~30分の面接で雇う側が見ているのは、「面接を受ける際の態度」そして「やる気」なわけです。
それさえクリアできれば、とりあえず使ってみよう、と思ってもらえるでしょう。
客の前に出せるだけの人並みの常識を持っていれば、後は使ってみなければわからない事は、面接官も経験上よく知っています。


そして面接で合格しても、サラリーマンのように研修期間はありません。
素人から入店しても、入店初日から客にとっては「カワイイ新人君」ではあっても、接客を受ければ金をとられるプロでもあるわけです。
店側も新人に対して、最初から気の利いた会話やソツのない接客なんかは期待していません。

しかし客の前に出す以上、新人で業界の事がまだよく分かってないとはいえ、客に不快な思いをさせる様ではお話になりません。
しかも新人にとってはすべての客は初対面、つまり「一見さん」と同じわけです。
お互いの事をまったく知らないのですから、客から言えば新人が接客上で目に余る「不出来」をしでかした時に、それを笑って許してやるだけの人間関係のベースはないのです。
その怒りは直に、ほかのホストや店に向けられます。
下手をすると客を逃がすという最悪の事態も起こりかねません。
そんなことだけは店側も避けたいのです。

いわば面接は、面接官を一見の客に見立てた簡易接客テストみたいなもので、ここで面接官を不快にさせる様な言動をする奴は、所詮雇っても使えない、と判断されてしまうのです。
業界独特の慣例・雰囲気・常識に慣れるまで、最低限でもトラブルだけは起こさないだけのモノは当然最初から要求されます。
そういう意味では最初はサラリーマンより険しい道を歩いていかないといけないと思ったほうがいいでしょう。

また、ホストに求められるものとして、トークや常識以外に重要なものがあります。
それは「ルックス」です。
面接時に面接官に「容姿はいまいちだけど、ぜひウチにほしい!」と思わせるほど強烈なキャラ的インパクトを与えられるやつはそうそういないでしょう。
ということは判断要素としてルックスはかなり重要になってきます。
もちろん超イケメンでなくても最低限の容姿と常識があれば採用されることはあるでしょうが、ルックスが特別いい人でなければほかに何かなければ入店してから稼いでいくのは難しいかもしれません。


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